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家電広告(松下電器産業株式会社「ナショナル」ブランド)
| 分類番号 | 00004525-012 |
|---|---|
| 分類 | 資料 |
| 時代・和暦 | S30年初め頃 |
| 解説 | 「もはや戦後ではない」(昭和31年度経済白書)といわれ、昭和30年代から人々の生活に衣食住が充足されてきたことがわかる家電の広告。 松下電器産業株式会社「*ナショナル」ブランドをイメージづけるために「ミス・ナショナル」として俳優の若尾文子氏、「ミセス・ナショナル」として高峰秀子氏が起用されている。 色刷りチラシ、カタログ計5枚は、 1.)洗濯機2種:23,900円/25,000円 2.)家電多種:トースター1,100円~、コーヒーメーカー2,850円~、アイロン650円~、ジューサーミキサー(アイスクリームメーカーの附属品オプション)16,900円、電気フライパン2,800円、電気炊飯器3,500円、コンロ650円~、スチームアイロン3,600円等 3.)ホームポンプ(井戸水を自動的に汲みあげて**水道のように使用)24,000円~43,000円 4.)電気暖房器:電気コタツ1,490円、電気ストーブ25,800円、電気火鉢3,100円ほか 5.)電蓄(電気蓄音機)レコードプレイヤー14,500円~198,000円のラインナップ。 当時の国家公務員初任給は5,900円~8,700円 *現Panasonic パナソニック **1957(昭和32)年水道法制定以前は水道の普及率は低く(全国3割程度)、家庭で地下水を汲み上げて使用する行為が一般的であったことがわかるが、地盤沈下や衛生上等問題があり、各自治体で採取規制の条例が制定されている。2020年現在で日本の水道普及率は約98%になっている。 参照:内閣府、人事院ホームページ及びパナソニック社より情報提供 |