軍隊手帳

分類番号00003004-000
分類資料
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解説*資料番号3001~3016、3018~3043、3059、3135、4523全て、H.O.氏の遺品である。
布カバーに包まれた軍隊手帳は冒頭、朱文字で印刷された勅諭等に続き、徴兵された大正8年12月1日付を(恐らく本人による)筆書した誓文(印刷)、心得。そして先ずは、本人の所属について「第11師団 野砲兵第11連隊第4中隊」生誕明治32年1月8日、身長5尺5寸9分(169cm)、靴10文7分(25.5cm)。当時では比較的大柄だったと思われる。
寄贈者の父は、1899(明治32)年1月、三豊郡上高瀬村大字高瀬の農家に生まれ、小学校を卒業。1919(大正8)年12月現役徴収で善通寺第11師団野戦砲兵に入隊。1920(大正9)年10月シベリア出兵でウラ浦潮(ウラジオストク)上陸、同年11月帰還。1922(大正11)年軍曹に昇進、同年12月陸軍野戦砲兵学校付(千葉県習志野)となり、1923(大正12)年教育訓練(千葉・山梨・長野)に従事。1925(大正14)年6月からは高射砲隊(場所不明)に所属。1932(昭和7)年11師団砲兵隊付になっている。同年9月砲兵特務曹長を任ぜられる。当該手帳にはこの年までの記録しかないが、以降も軍隊従事は続いた。褒章関係欄には1927(昭和2)年勲七等瑞宝章、1939(昭和14)年勲六等瑞宝章、1940(昭和15)年勲七等旭日章の記載あり。

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