堆黒香盒

作品名カナツイコクコウゴウ
番号7115
分野漆工芸
制作年1830頃
作家名玉楮象谷 タマカジ・ゾウコク
材質黒漆・檜木地
寸法径:7.5㎝ 高さ:2.3㎝
解説素地は桧で朱漆を塗り重ねて青海波を地紋とし、その上に厚く黒漆を塗り重ねて牡丹と蝶を彫り残している。また蓋の下の地紋に象谷の印も彫っている。「蔵黒造」と箱書にあり、楽只園の号もないことからおそらく象谷の若いころの作品で、天保年間ころのものであろうと考えられる。また浅見家は江州の豪商であることから彦根藩から譲られたものであろう。

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