砂漠へ

番号44
分野日本画・書
作家名鎌倉秀雄 カマクラ・ヒデオ
作品名カナサバクヘ
制作年1985年
寸法縦:190.0cm  横:236.0cm 
材質紙本着色
解説第70回院展。
作者所蔵。
郷土作家で人間国宝であった鎌倉芳太郎の長男であり、院展の同人でもある鎌倉秀太郎の第70回院展出品作で、異国情緒の漂う力作である。(昭和61年個別調書より)

染色家・鎌倉芳太郎(1898 -1983)を父に持つ鎌倉は、インドやエジプトに取材し院展で活躍した日本画家。本作は第70 回院展出品作。誰もが死後の生命を信じていた古代エジプト。棺に降り立っている、魂の象徴「人頭の鳥」は、死の瞬間に肉体を離れ、自由に墓から外へ飛んでいくことができ、様々な物に変容できたという。また手前の「隼」はエジプトで最も偉大なホルス神の化身であり、死者に寄り添っている。(常設R2-1)

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