版画集『Betty Boop's country』

作品名カナハンガシュウ 「ベティ ブープズ カントリー」
番号3079
分野版画(国内)
制作年1974年
作家名岡本信治郎 オカモト・シンジロウ
材質リトグラフ、手彩色、セリグラフ、ドライポイント、ホットスタンプ、オフセット・紙・木
寸法縦:37.0cm 横:64.0cm 他、40点
解説岡本信次郎はジャパン・ソサエティの招きで,1967―68年に渡米したが,この版画集<Betty Boop's country>はその帰国後に制作されたものである。アメリカ体験をもとに現代の病理を明るい色彩と単純な形態によってさりげなく表現された秀作である。

《アリスの猫作品解説》1967年から翌年にかけて渡米した岡本は、この体験をもとに版画集「B e t t y B o o p’sCountry」を発表した。その中の2 点《アリスの猫》は、ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』に登場する、にやにや笑いを浮かべ、人の言葉を話し、自分の身体を自由に消したり出現させたりできる不思議なチェシャ猫がモチーフ。本作の1 点、にやけた歯の形をした立体物と黒人の少女との組み合わせには意表を突かれる。(常設R2-1)

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