緑陰
| 番号 | 1256 |
|---|---|
| 分野 | 油彩等平面 |
| 作家名 | 猪熊弦一郎 イノクマ・ゲンイチロウ |
| 作品名カナ | リョクイン |
| 制作年 | 1946年 |
| 寸法 | 縦:93.8cm 横:62.5cm |
| 材質 | 油彩・カンヴァス |
| 解説 | 《鳥と少女》《ジプシーの子供達》はパリで、《緑陰》《赤い服と猫》は、戦争を挟んで日本に戻り、アメリカに発つまでの間に描いたものである。ピカソとマティスを現代最高の画家として尊敬していた猪熊は、マティスに何度か自作を見てもらううちに、ますます彼から離れがたくなってしまう。その影響ははっきりと画面に見られるが、砂を混ぜるなどの工夫を加えたマティエール、猪熊らしさが表れつつある鮮やかな色彩には、どうにかして自分自身の絵画をつかみ取ろうと苦心する、若い画家の瑞々しい感性が表れている。 |