一ツの朱の円
| 番号 | 1153 |
|---|---|
| 分野 | 油彩等平面 |
| 作家名 | オノサト・トシノブ オノサト・トシノブ |
| 作品名カナ | ヒトツノシュノエン |
| 制作年 | 1958年 |
| 寸法 | 縦:97.0cm 横:130.0cm |
| 材質 | 油彩・カンヴァス |
| 解説 | オノサト・トシノブはなぜ円を描くかという質問に対して次のように答えている。「原始のころから、おそらく円は限りなく描かれてきたにちがいないし、自然をかたちづくる形態の中でも、最も基本的なものである。円はただ明るさであり、太陽と共にあるという、生物としての感動の明るさに結びつく。」極寒のシベリアでの抑留経験を持つオノサトにとって朱の円は太陽であった。そして極限状況の中で人間が本来もっている生命力をなんとか恢復させようとする試みは、古代人のような健康さをもって朱の円に投影されている。 |