円形結晶作用(図録は円性結晶作用になってます。個別調書は円形結晶作用。どちらが正しいか?)

番号1190
分野油彩等平面
作家名重田良一 シゲタ・リョウイチ
作品名カナエンケイケッショウサヨウ
制作年1963年
寸法縦:130.0cm  横:97.0cm
材質アクリル・カンヴァス
解説円を基調とした有機的な形態が、そのフォルムをゆっくりと変形させながら静かに顫動している。タイトルにあるように、ある液体がじわじわと凝固しているかのようである。赤と青という単純な色構成ながら、色面絵画的な均質な色彩ではない。筆触を残した微妙に変移していく色彩は画面に変化を与え、色調の異なる青い縁取りがそれを強く引き締めている。円を主体とした形態による独自の抽象絵画を描く重田が、フランス滞在中に制作した作品である。

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