board paper board(half origami)

分野立体
制作年2019年
作家名冨井大裕 トミイ・モトヒロ
材質アクリル板、折り紙
寸法45×45×高42㎝
解説 冨井は画鋲、スーパーボール、鉛筆、ハンマーといった日常的な既製品を用いて立体作品を制作するが、基本的に、素材の加工は行なわず、置く、重ねる、寄せ集めるといった行為を通して、既製品が本来の使用方法から逸脱した状態を作り出す。
 本作では、厚さ1.5㎝のアクリル板が28枚積み重ねられており、それぞれの板の間に、27色の折り紙が半分にカットされた状態で挟まれている。子ども用の折り紙は、ここでは本来とは異なるやり方で使用されているため、見る者に軽い違和感や奇妙な感覚を与える。その一方で、アクリル板に特有の光の屈折効果によって、見る角度によって折り紙が現れたり消えたりする視覚体験を得ることもでき、錯視的な楽しみ方も可能な作品となっている。

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