きっこう(赤)

番号1149
分野油彩等平面
作家名杉全直 スギマタ・タダシ
作品名カナキッコウ(アカ)
制作年1960年
寸法縦:145.5cm  横:112.1cm 
材質油彩・カンヴァス
解説1960年頃から杉全直は亀甲の形にとりつかれる。重厚な絵肌の上に厳然と存在する六角形のきっこうは、無限の拡散と収束を感じさせる。このきっこうは実はキャンヴァスから生まれたものであった。四角いキャンヴァスの四隅を均等に直線で切ると六角形ができあがるが、この六角形がきっこうの原型である。1950年代後半、アンフォルメル(不定形)運動にタピエから誘われたとき杉全は断ったが、それは形を否定することよりも形を創造することに価値を認めたからである。そしてそれがきっこうに結晶したのである。

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