撮影:高橋 章

金と黒A

作品名カナキントクロエー
分野金属工芸
制作年1957年頃
作家名大須賀選 オオスガ・セン
材質鉄、金箔、アルミニウム
寸法縦:7.5㎝ 横:54.0㎝ 高さ:58.5㎝
解説東京藝術大学鍛金専攻科を修了した作品《金と黑B》と同じ頃に制作された作品。
「金・銀・銅をデザインする 大須賀喬・選 父子展」図録に、《金と黒B》の作品解説として「選は学部2年の時より三井安蘇夫(1910-1999)の指導を受け、卒業後7年間副手をつとめた。三井は接合の技法を多用し、形や大きさへの制限を取り払う試みを積極的に採り入れた。選は当時、オブジェと称して工芸か彫刻かわからない彼独自の作品の制作に没頭したと語る。漆黒の深さと金のコントラストの美を生かした本作は、花器という機能をもちながらも、抽象的なフォルムは一つのオブジェといえよう。「鍛金独自の世界を現代の生活空間に構築する」(栃木県立美術館『拡大する鍛金』1993)という作者の原点を見ることができる。」」(p.65)と記載されている。

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