le jardin secret

作品名カナル・ジャルダン・スクレ
分野版画(国内)
制作年2022年
作家名松井えり菜 マツイ・エリナ
材質リトグラフ・紙
寸法縦:65.0㎝ 横:53.0㎝(画面内イメージ 縦:51.5㎝ 横:42.0㎝)
解説2022年に令和4年度新進芸術家海外研修制度(短期研修・後期:11月7日~12月7日)でパリに渡った松井。本作は、Idem(前身はムルロ工房)で、ベルエポック時代から活躍するマシンと、卓越したテクニシャンの元、リトグラフで制作されたもの。
モチーフは、松井のトレードマークである自身変顔が花瓶となり、そこに活けられた豪華な花々は、ロンドンのナショナル・ギャラリーで松井が目にしたヤン・ブリューゲル(父)の《陶瓶の花束》はじめ長い歴史を持つ様々な花の絵を参考に描かれた。その中には、子どもの横顔やウーパールーパー、そして少女漫画のキラキラした目も描き込まれており、楕円形のロココ調の額に収まる松井の〝秘密の花園″は、得体の知れない不気味さとそこはかとない可愛さが相まっている。

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