堆朱 立田香盒

作品名カナツイシュ タツタコウゴウ
番号7401
分野漆工芸
制作年不明
作家名内藤俊一 ナイトウ・シュンイチ
材質
寸法高さ:2.5cm 径:6.6cm
解説堆朱の香合で、蓋と身全体に紅葉の葉と青海波があしらわれている。立田とは奈良の竜田川のことで、『古今集』の在原業平の歌「千早ぶる 神代もきかず 龍田川 からくれなゐに 水くくるとは」を題材とし、竜田川の一面に紅葉が浮いて真っ赤に染めている様子が表現されている。作品身裏に銘があるが、「弐」の部首である「しきがまえ」の下の「二」が「一」に変えられている。箱蓋表に「棗」、箱蓋裏に「菊桐」と表記。箱蓋表に「堆朱 立田香盒」、箱蓋裏に「俊一作」とある。

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