手向山圖 堆黒香合

撮影:高橋章

手向山圖 堆黒香合

作品名カナタムケヤマズ ツイコクコウゴウ
番号7369
分野漆工芸
制作年不明
作家名高橋皖山 タカハシ・カンザン
材質
寸法高さ:2.2cm 径:6.2cm
解説玉楮象谷による《讃岐彫堆朱 手向山香合》は多くの漆芸家が摸刻しており、本作もそのうちのひとつ。象谷作品と同様に蓋表には1枚の紅葉が彫り表され、古今和歌集にある「このたびはぬさもとりあへず たむけ山 紅葉の錦 神のまにまに」の上の句「古能太飛盤(このたひは)」が変体仮名で彫り出されている。象谷作品では地紋が青海波であるのに対し、本作では麻の葉が彫られている。また本作の身裏には、青海波の上に大小2匹の蝶が表されている。側面は象谷作品同様一文字の地紋が彫られている。

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