Barbaric White PⅠ
| 作品名カナ | Barbaric White P |
|---|---|
| 番号 | 6938 |
| 分野 | 立体 |
| 制作年 | 2019年 |
| 作家名 | 田淵太郎 タブチ・タロウ |
| 材質 | 磁土、穴窯焼成 |
| 寸法 | 縦:35.5㎝ 横:55cm 高さ:8㎝ |
| 解説 | 大学で陶芸を専攻した田淵は20歳の頃、陶芸家・加藤委(つぶさ)と出会ったことから薪窯に魅了され、卒業後香川に戻り、塩江の山間部に自力で窯を築いた。白磁で面白いものが作れないかと考え、試行錯誤の末、焼き物を保護する「さや」を用いず、直接火に当て、窯変により白地に淡いピンクやブルーが現れる独自の白磁作品を制作するに至った。白さを追求する白磁の世界にあって、窯変による変色や亀裂などを特徴とする田淵の手法は異色といえる。田淵はロクロによる器と手びねりによるオブジェの両方の制作を続けるが、考え抜いたシンプルな形、窯変がもたらす淡い色彩やススのある表情、といった点はいずれにも共通している。本作は陶板オブジェで、ススが付着した箇所と淡いピンクなどの色彩が現れた白地のコントラスト、そして大胆に走る亀裂が魅力的な風景を作り出している。 |