心象の街

番号1140
分野油彩等平面
作家名難波田龍起 ナンバタ・タツオキ
作品名カナシンショウノマチ
制作年1953年
寸法縦:90.9cm  横:116.7cm 
材質油彩・カンヴァス
解説難波田龍起は戦後になって東京の街の復興していくさまを見ていて、鉄筋や鉄骨のメカニックな直線の美しさに感動した。そしてそういう建物をスケッチしてきて、アトリエで直線を主体にしてキュービックな画面操作による構成を試みたのである。こうして建物や街を直線によって構成した一連の作品が生まれたのであるが、直線による構成は作者の造型する意思を非常に強めるのに役立ったという。また画家の精神が肉体化されて初めて、絵具の厚みとかマチエールが生まれるが、このことも絵画が成立する重要な要件であるという。

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