羅城門

番号1926
分野油彩等平面
作家名南条 嘉毅 ナンジョウ ヨシタカ
作品名カナラジョウモン
制作年2017年
寸法194×336cm
材質アクリル、墨、土・パネル他
解説南条の絵画に特徴的な空間的な移動に加えて、近年重要な要素となった時間的移動も兼ね備えた大作《羅城門》。2016年京都でのレジデンスで、滞在制作した場所の足元に800年前の平安京の遺構が眠っていることにインスパイアされた南条は、羅城門、朱雀門、大極殿など平安京の建造物の往時の姿と現代のその場所を重ね合わせた連作を制作した。黒澤明監督の映画「羅生門」に登場する朽ち果てた羅城門とその跡地に存在する公園の滑り台を重ねて描いた本作は幅3メートルを越えるもの。若手作家の登竜門として高い評価を得ている「VOCA展2017」に初出され、その意欲的挑戦による大作は見る者に強い印象を与えた。

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