信濃川

番号1925
分野油彩等平面
作家名南条 嘉毅 ナンジョウ ヨシタカ
作品名カナシナノガワ
制作年2012
寸法156×334.4㎝
材質土、アクリル、綿布他
解説「伊勢詣で」、「富士講」、「山岳信仰」など日本人の旅や移動から生まれた宗教観や風俗、風景観に沿った題材を、現地に赴き、自身の足で歩いて取材し、制作に向かう南条。2012年、「水と土の芸術祭」に参加した彼は、信濃川を甲武信ヶ岳の源流から海まで全長367kmを歩き、川周辺で実際採取した土を使って制作した。信濃川の歴史に関係の深い新潟市小須戸の、築100年以上の町屋には、屏風やパネルにアクリル絵具と土で描いた絵画12点と土によるインスタレーションが展示された。本作はその1点であり、画面を大きく支配する余白に私たちは実在しただろう風景をなぞり、南条の川をめぐる旅を追体験するだろう。

PageTop