慧可断臂図 折かわり絵

番号5037
分野写真・映像
作家名福田美蘭 フクダ・ミラン
作品名カナエカダンピズ オリカワリエ
制作年2016年
寸法1, 183.8×112.8cm
2, 105.8×120.2cm
3, 127.3×121.9cm
4, 184.0×79.7cm
材質インクジェットプリント、アクリル・紙
解説1、「入門したいと訪れるが無視する達磨に自分の左手を臂から切り落として決意を示す神光」
2、「神光の覚悟の程を受け、振り返る達磨」
3、「達磨は神光に入門を許し、「慧可」という名を与え、慧可に問答で、一切の迷いから解放された「安心」の実態を悟らせる」
4、「感激のあまり、頭がまっ白になる慧可」
元絵となった雪舟等楊《慧可断臂図》は、達磨が面壁座禅中、慧可という僧が彼に参禅を請うたが許されず、決意を示すため、自ら左腕を切り落としたことによって入門を許されたという有名な禅機の一場面。元絵を、折り曲げ4つのシーンを表現することによって、物語を時系列に説明している。岩の大きなうろを目に見立て、達磨の横顔としている。福田は、他の雪舟作品とは異なる表現や筆致を感じとり、そこから岩の窪みが眼に見え、本作の制作を思いついたという。

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