千円札と箱

作品名カナセンエンサツトハコ
番号3121
分野版画(国内)
制作年1991
作家名森村泰昌 モリムラ・ヤスマサ
材質オフセット・紙、漆、木
寸法縦:19cm  横:35cm  高さ:32.7cm
(版画)各 縦:15.2cm  横:30cm
解説千円札を模した版画で、夏目漱石の肖像が徐々に作者の顔へと変わっていく。自分の肖像を流布させるという点では、紙幣の肖像になることは最も効果的である。もちろん実際の紙幣になることはないが、この作品を見た者は 、千円札を見るときに森村を思い出してしまうだろう。複製、自画像、貨幣経済など様々な側面を考えさせてくれる知的な作品である。漆の箱にしつらえているのも面白い。

PageTop