壺形鋳銅 花瓶

作品名カナツボガタチュウドウ カビン
番号8107
分野金属工芸
作家名西村敏彦 ニシムラ・トシヒコ
材質鋳銅
寸法径:27.6cm 高さ:24.5㎝
解説共箱ではなく、器底に「大正庚申孟夏 西村敏彦作」と刻銘があるので大正九年夏の作である。壺形の大ぶりな花瓶で、器胎中央部に二重の力強い線をめぐらし、中に乳を点在させている。線の上下にはつる草を精緻に表現し、連続模様としている。この頃、自由な発想で七宝や染色などの作品を制作した藤井達吉の影響を受け、工芸を刷新しようとする気概が感じられる。

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