Peinture
| 番号 | 1160 |
|---|---|
| 分野 | 油彩等平面 |
| 作家名 | 吉原治良 ヨシハラ・ジロウ |
| 制作年 | 1960年 |
| 寸法 | 縦:162.1cm 横:130.3cm |
| 材質 | 油彩・カンヴァス |
| 解説 | 吉原治良は具体美術宣言の中で次のように述べている。「具体美術に於いては人間精神と物質とが対立したまま握手している。精神は物質を従属させない。物質は物質のままでその特質を露呈したとき物語りをはじめ、絶叫さえする。物質を活かし切ることは精神を生かす方法だ。」1957年頃からほぼ5年間、吉原治良は描くという肉体的運動の痕跡と濃厚な絵画の材質感を強調した鮮烈な作品を描いた。そこには偶然的な効果の重視とともに自我と物質の融合が見られ、マチエールそのものの造形性が追及されている。 |