遠近法の箱

作品名カナエンキンホウノハコ
番号3044
分野版画(国内)
制作年1967年
作家名高松次郎 タカマツ・ジロウ
材質シルクスクリーン・紙
寸法縦:73.5cm 横:49.0cm
解説テーブルや椅子や床を遠近法に従って、立体化したものを高松は制作したが、それは「人間がものを見るということを見ること。そして人間がものを見ることの限界について観察する」ためであった。そして遠近法による人間の実在のとらえ方が錯覚であるなら、その構造自体を暴いて見せることであった。「遠くのものは小さく見える。これは人間の視覚における三次元の原理(法則)である。この原理で立体の物体を作り、現実の空間に投げ出して、それをさらにもう一度眺めるとき、人間は何次元の物体を見ることになるのだろうか。」

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