帝都大震災画報 日本橋大通りに三越呉服店附近延焼之真景

題名ヨミテイトダイシンサイガホウ ニホンバシオオドオリニミツコシゴフクテンフキンエンショウノシンケイ
作者浦野 銀次郎
時代大正時代
解説日本橋大通りに三越呉服店附近延焼之真景
1923(大正12)年9月1日の関東大震災の状況を描いた石版画で、両端には被害状況が記されています。
当時は既に写真製版技術が取り入れられ、震災の特集を組んだグラフ雑誌も出されていましたが、石版印刷『帝都大震災画報』は主観的要素を盛り込んで悲惨な状況を伝えることができ、また写真と比べ安価で済むことなどから、震災後の混乱状況の中で情報媒体とした役割を果たしたものと思われます。中央に日本橋、日本橋大通りの建物が延焼しています。左奥に旗が立っている建物が三越呉服店です。日本橋の橋上には、多くの家財道具を担いだ人々が逃げまどっています。

PageTop