金工(錺金具づくり) 塩澤政子氏
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金工(錺金具づくり)
登録・指定 | 登録文化財 |
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種別 | 無形文化財(工芸技術) |
ふりがな | きんこう(かざりかなぐづくり) |
認定技術保持者 | 塩澤政子 |
資料所在地 | 石原1-41-15 |
解説 | 錺職(かざりしょく)は、金属を加工して工芸品を製作する仕事です。現在は、機械の発達により同じ金具の大量生産が可能となりましたが、神社仏閣などの装飾金具など、手作業により製作されるものもいまだ多くあります。 塩澤政子氏は、高校卒業後、家業である錺職に従事しながら、父幹氏(故人、墨田区登録無形文化財技術保持者)、母カネ氏(故人、墨田区登録無形文化財技術保持者)のもとで、技術を習得・継承しました。 注文に応じて製作する錺金具は、銀、真鍮(しんちゅう)、銅などの板金を使用します。制作の中心は神輿の修復依頼が中心です。特に、タガネを用いて細かい模様を均等に施す作業は、途中の修正が難しいだけではなく、素材個々の性質を熟知して作業にあたる必要があり、熟練の技術を必要とします。 |