烏亭焉馬「いそがずば」の狂歌碑

西暦年(世紀)・月・日1810年3月
元号年(時代)・月・日文化7年3月
登録・指定登録文化財
種別有形文化財(歴史資料)
ふりがなうていえんば「いそがずば」のきょうかひ
員数1基
寸法総高110cm
高90 ㎝
横74 ㎝
厚21 ㎝
所蔵者宗教法人 牛嶋神社
資料所在地向島1-4-5 牛嶋神社
解説 正面に「いそかすは 濡ぬれまし物と夕立の あとよりはるゝ堪忍(かんにん)の虹談洲樓(だんしゅうろう)烏亭焉馬」、裏面には文化7年(1810)3 月に本所立川相生町に住む中村和助英祝(烏亭焉馬)が建てたことが刻まれています。烏亭焉馬(1743~1822)は、大工棟梁を隠居した後に町大工として活躍しました。
 烏亭焉馬とは狂歌(きょうか)や戯作(げさく)でのペンネームです。市川団十郎とも親交があったことから談洲樓と号しました。天明6年(1786)に向島の料亭武蔵屋で文人仲間を集めた「噺(はなし)の会」を催し、のちの落語の原型となったといわれています。そのため、焉馬は落語中興の祖(『武江年表』)とされます。

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