「勝川春英翁略傳」の碑

「勝川春英翁略傳」の碑

西暦年(世紀)・月・日1825年10月
元号年(時代)・月・日文政8年10月
登録・指定登録文化財
種別有形文化財(歴史資料)
ふりがな「かつかわしゅんえいおうりゃくでん」のひ
員数1基
寸法高 146.0cm
幅 158.0cm
所蔵者宗教法人 長命寺
資料所在地向島5-4-4 長命寺
解説 浮世絵師勝川春英の七回忌の際に門人たちにより建碑されました。題額「勝川春英翁略傳」と撰文と書は、江戸時代後期の国学者石川雅望(いしかわまさもち)によるもので、春英の生涯と人物像が記されています。
 勝川春英(1762~1819)は、本名を磯田久次郎といい、新和泉町(現中央区日本橋)に住み、久徳斎と号しました。勝川春章(しゅんしょう)の門人で、安永7年(1778)から作品を発表しはじめ、兄弟子春好(しゅんこう)の病後は勝川派を牽引しました。春英の相撲絵や役者絵は、人物の個性を生かした表現で東洲斎写楽や初代歌川豊国に影響を与えたと評価されています。勝川派は、勝川派を離れた後の北斎が春朗(しゅんろう)と名乗り画業を学びました。春英は北斎の兄弟子にあたります。

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