ジョゼフ・コスース

作者名欧文Joseph KOSUTH
生没年1945 -

略歴・解説

コスースは、1960年代に現れたコンセプチュアル・アートの先駆的な作家の一人。「芸術とは芸術の定義である」と考え、素材の物質性や美的な性質を否定し、言葉を使った作品を発表した。背景には、当時隆盛を誇った抽象表現主義への反発や、ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインの言語学への関心がある。概念を提示することで、芸術とは何かを問いかけた。当初、その作品は自己言及性を特徴としていたが、その後「人類学者としての芸術家」というテキストを発表するなどし、作風としても社会的コンテクストを重視するようになった。また、キュレーションを自身の作品として捉え、展覧会を企画、発表した。

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