野沢堤雨

作者名よみのざわていう
作者名欧文NOZAWA Teiu
生没年1837 - 1917(天保8 - 大正6)

略歴・解説

江戸琳派の流れを汲む最後の画家のひとり。池田孤邨に絵を学ぶかたわら国学も学び、活動の幅は広い。酒井抱一に私淑し、書道、茶道、華道に励む一方俳句にも親しみ、志野流の香道では多くの門人をかかえていた。着色、水墨の両方に優れた感覚を示し、平明穏健な中に写実性を加味した瀟洒な作風で知られる。中村岳陵の最初の師としても重要。

2005年『物語のある絵画 日本画と古典文学の出会い』、p. 91

この作者の資料一覧[全1件]

件ずつ表示

PageTop