徳力善雪

作者名よみとくりきぜんせつ
作者名欧文TOKURIKI Zensetsu
生没年1599 - 1680(慶長4 - 延宝8)

略歴・解説

江戸時代初期、狩野派系有力画人のひとり。
父善宗のあとを継いで京都・西本願寺絵所の絵師となり、明暦2年(1656)、剃髪して法名を善雪とする。寛永13年(1636)、西本願寺御影堂障壁画を制作。また、飛雲閣障壁画を補修。
当館蔵品以外の作例として《親鸞聖人絵伝》8幅(西本願寺、1660年)、《瀟湘八景図巻》(東京国立博物館)などがある。遺作から見て、狩野派の流れをくむことは疑いないが、狩野山雪門人説と狩野探幽門人説とがあり、どちらとも決め難い。

2005年『若冲と京の画家たち 収蔵品図録』、p.103

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