藤田東湖

作者名よみふじたとうこ
作者名欧文FUJITA Toko
生没年1806 - 1855(文化3 - 安政2)

略歴・解説

江戸時代後期の武士、儒者。
名は彪。字は斌卿。通称は誠之進。藤田幽谷の次男として生まれる。常陸(ひたち)水戸藩士。父の家塾青藍舎で儒学などを修め、江戸に出て剣を岡田十松に学んだ。
徳川斉昭を藩主に擁立し、以後腹心として藩政改革を推進。斉昭が謹慎処分をうけると免職され幽閉されるが、嘉永6(1853)年、斉昭の幕政参加とともに海防掛、側用人、学校奉行などをつとめ江戸で活躍。『弘道館記述義』は尊攘家に影響を与えた。安政2(1855)年10月2日の大地震の際、小石川藩邸内で没した。著作に『回天詩史』などがある。

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