ジャック・リプシッツ

作者名欧文Jacques LIPCHITZ
生没年1891 - 1973

略歴・解説

リトアニアのドルスキエニキに建築請負人の子供として生まれる。1909年からパりのエコール・デ・ボザール、アカデミー・ジュリアン、アカデミー・コラロッシで石彫、素描、解剖学などを学ぶ。1912年兵役で一旦ロシアに戻った後、再びパリでブランクーシのアトリエの隣に住む。1913年にはディエゴ・リベラの紹介でピカソ、モディリアーニ、スーチン、マックス・ジャコブらと交友を結び、1916年グリスと知り合う。1915年から21年にかけて幾何学的な形態で対象を表わすキュビスム彫刻ともいうべき作品を制作する。1922年にはアメリカのコレクター、アルバート・バーンズの委託でレリーフを制作、この頃から様々な委託の仕事を受けるようになり、神話や聖書から題材をとった作品も多く手掛ける。1924年フランスで市民権を得る。1941年にはニューヨークへ亡命。晩年にはイタリアに別荘を持ち、何度かイスラエルに旅行する。カプリ島で没。

1994年『ロダン館』、p. 183

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