橋本養邦

作者名よみはしもとおさくに
作者名欧文HASHIMOTO Osakuni
生没年? - 1847(? - 弘化4)

略歴・解説

橋本雅邦の父。幼名を兼吉といい、もともと江戸淀橋の米商の子であったが、狩野晴川養信に仕えるようになり、晴園養邦と称した。同じ晴川院門に、狩野伊川院栄信の代からの門人=橋本伊貞(代々、石見浜田―のち川越に国替―の藩主松平周防守に御用絵師として仕えた家の出)がおり、その長女(雅邦の母よし)の婿となって橋本家をついだ。
なお、当館蔵の養邦筆《福禄寿図》は、国学者小杉榲邨の旧蔵品で、国学者斎藤彦麻呂(1768~1854)79歳時の和歌賛をともなう。昭和55年度に当館に一括寄贈された榲邨収集品347件のなかに含まれていたもの。

1999年『狩野派の世界 ―静岡県立美術館蔵品図録―』、p. 57

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