河村文鳳

作者名よみかわむらぶんぽう
作者名欧文KAWAMURA Bunpo
生没年1779 - 1821(安永8 - 文政4)

略歴・解説

岸駒に師事した江戸時代後期の絵師。岸駒門下でも最古参の有力門人であったと考えられる。
岸駒のほか諸家に出入りして、呉春をはじめ円山四条派の画風など江戸後期京都画壇の諸傾向を融合させた独自の画風を確立した。
本画の遺作はあまり多く確認されていないが、版本には『文鳳鹿画』(寛政12年序)、『文鳳漢画』(『漢画指南』)享和3(1803)年刊)、『文鳳画譜』(文化10(1813)年刊)、『文鳳山水遺稿』(『文鳳山水画譜』)(文政7(1824)年刊)が知られ、当時にあってはかなり有力な画人であったことが推測される。

2005年『若冲と京の画家たち 収蔵品図録』、p.102

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