歌川国芳

作者名よみうたがわくによし
作者名欧文UTAGAWA Kuniyoshi
生没年1797 - 1861(寛政9 - 文久元)

略歴・解説

幕末期の浮世絵をリードした異色の絵師。
歌川豊国門。最初武者絵の分野で頭角をあらわし、極端な誇張によりダイナミックな画面の創出、怪奇性、夢幻性の強調など、新機軸をうちだした。庶民臭あふれる歌川美人画にも個性を発揮したほか、水平線を低く取り陰影を施すなど洋風表現を取り入れた風景画の分野でも、広重から明治の版画をつなぐ画期的な業績を残した。

2004年『富士山の絵画　収蔵品図録』、p.85

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