加藤千蔭

作者名よみかとうちかげ
作者名欧文KATO Chikage
生没年1735 - 1808(享保20 - 文化5)

略歴・解説

江戸時代中期の歌人、国学者。
姓は加藤氏、歌文の上では本姓の橘氏を称す。朮(うけら)園、芳宜園(はぎぞの)と号す。
父・加藤枝直の時、仕官して江戸町奉行所与力となる。幼時、父から和歌の手ほどきを受け、少年時代には父の友人・賀茂真淵門に入る。天明八年(一七八八)、与力の職を退き、和歌・国学に専心して、村田春海とともに江戸派国学の中心となる。また、書は滝本松花堂に学び、千蔭流という一風を立てる。文化五年九月二日没、享年七十四歳。編著は『うけらが花』『万葉集略解』などがある。

1988年『藤江家旧蔵 小杉文庫名品抄』、p. 31をもとに執筆。

この作者の資料一覧[全13件]

PageTop