岡田半江

作者名よみおかだはんこう
作者名欧文OKADA Hanko
生没年1782 - 1846(天明2 - 弘化3)

略歴・解説

大坂の文人画家。
岡田米山人(べいさんじん)(1744 - 1820)の子。幼年時代から画に親しみ、父より画法を学んだ。父同様、藤堂藩大坂蔵屋敷に下役として仕えたが、文政元年に母を、文政3(1820)年に父米山人を亡くしたころより、独自の画境を創案し、次第に画家を本格的に志すようになり、五十歳代にはいると、一家をなして世人の認める画家として大成した。田能村竹田・頼山陽・篠崎小竹など各界の名士と親交を結び、詩情豊かな作品を多く世に出した。
潤いのある筆触、繊細な賦彩の妙をみせた山水図などに特徴がある。

2004年『富士山の絵画 収蔵品図録』、p.86

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