安田雷洲

作者名よみやすだらいしゅう
作者名欧文YASUDA Raishu
生没年? - 1859(?ー安政6)

略歴・解説

江戸時代後期の洋風画家。
江戸の四谷大木戸に住んだ幕府の与力。名は尚義、字は信甫、通称定吉のち茂平。文華軒、馬城とも号した。オランダの画家ルカス・ヴァン・ライデンにあやかりWillem van Leidenとも称した。
はじめ葛飾北斎に学び、後に洋風画家を志し、天保年間には洋風画家として活躍した。
文化11(1814)年から安政5(1858)年にかけて、読本・人情本の挿絵、銅版画、肉筆の洋風画を制作した。
銅版画では《東都勝景真図》(1821)のシリーズ15点、《東海道五十三駅図》(1844頃)、肉筆画では《赤穂義士復讎図》、《江之島図》(1856)、《富士箱根遠望図》(1858)などの作例が知られている。

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