観測所
作品名よみ | かんそくじょ |
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作品名(欧文) | Observatory |
作者 | 岡鹿之助 |
種別 | 油彩画 |
受入番号 | 504 |
枝番号 | 0 |
分類番号 | O-037 |
員数 | 1 |
形状 | 額装 |
寸法(cm) | 65.1×80.3 |
材質 | キャンヴァス、油彩 |
材質英文 | Oil on canvas |
制作年(西暦) | 1951 |
制作年(和暦) | 昭和26 |
発表展 | 第28回春陽会展 |
開催年 | 1951 |
受入年度(西暦) | 1982 |
受入年度(和暦) | S57 |
受入方法 | 購入 |
キーワード | 風景 |
解説 | 小高い丘に立つ観測所の建物を中心に、造成中のような周囲の風景を横長の画面に構成的に描く。画面に上下方向の動きを与えている観測所の塔、前景の透視図法的に並ぶ木立、横方向ではゆるやかに弧を描く丘の輪郭線や、大地に置かれた木材、これら画面を構成する線には曲線が反復して用いられる。絵具を混色せず用い、かすらせることによって濃淡を生み出す作者独自の褐色を基調とした点描法と、緊密な構図とが相俟って、理知的で理想化された風景画となっている。岡鹿之助は知性的、主知的な立場での制作を以て成功した、日本では稀有な芸術家であり、《観測所》は彼の風景画の中にあっても典型的な作例であるというべきである。 1996年『静岡県立美術館コレクション選』、p. 124 |