右隻
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群鶴図屏風
作品名よみ | ぐんかくずびょうぶ |
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作品名(欧文) | Cranes |
作者 | 石田幽汀 |
種別 | 日本画 |
受入番号 | 495 |
枝番号 | 0 |
分類番号 | J-091 |
員数 | 6曲1双 |
形状 | 屏風装 |
寸法(cm) | 各156.0×362.6 |
材質 | 紙本金地着色 |
材質英文 | Color on gold-leafed paper, a pair of six-fold screens |
制作年(西暦) | 18世紀 |
制作年(和暦) | 江戸時代中期 |
記銘、年紀 | (右隻右上・左隻左上) 「法橋幽汀筆」 白文円印『費墨斎』 朱文方印『守直』 |
受入年度(西暦) | 1982 |
受入年度(和暦) | S57 |
受入方法 | 購入 |
キーワード | 狩野派 |
解説 | 六曲一双の大画面に様々な姿態を取る鶴の一群を描く。羽を広げたものや閉じたもの、首をのばしたものや曲げたものなど様々なポーズの鶴が、リズミカルに配置されている。仔細に見ると鶴の羽毛など緻密に描かれており、姿態の把握とともに対象に対する写実的な目がそこには生かされている。また、画面全体には装飾性が色濃くあらわれている。このように写実による堅実な手法によりながらも、華やかな装飾性を具えているのが幽汀の画風の特徴で、本図においてもその特徴がよく示されている。幽汀の画風は琳派の渡辺始興や弟子の円山応挙などと通じるところがあり、江戸中期の京都画壇形成を考える上で興味深い。なお、各隻に「法橋幽汀筆」とあり、幽汀が法橋に叙せられていた時の作であることがわかる。 (当館旧ウェブサイト 作品解説より) |