芍薬図
作品名よみ | しゃくやくず |
---|---|
作品名(欧文) | Peony |
作者 | 速水御舟 |
種別 | 日本画 |
受入番号 | 1604 |
枝番号 | 0 |
分類番号 | J-345 |
員数 | 1面 |
形状 | 額装 |
寸法(cm) | 55.1×44.5 |
材質 | 紙本着色 |
材質英文 | Color on paper, framed |
制作年(西暦) | 1923 |
制作年(和暦) | 大正12 |
記銘、年紀 | (右中)「御舟書」 白文方印『速栄印』 朱文方印『御舟印』 |
受入年度(西暦) | 2014 |
受入年度(和暦) | 平成26年度 |
受入方法 | 寄贈 |
解説 | 大正後半期の御舟は、細密描写による迫真的な表現をさかんに試み、《京の舞妓》のような実験的な作品の他、宋元院体花鳥画など伝統的な絵画に学び優れた作品を残した。画風変遷の激しい御舟においても重要な一時期である。本作はその細密描写時代の作で、雨に濡れ重たげに頭を垂れる芍薬を中心に、葉陰に雨宿りする二羽の雀の質感や雨脚の一筋一筋までもが精緻に描き出される。同時に、真紅の芍薬の艶やかさ、ふっくらとした雀の愛らしさなどが表現された画面には豊かな抒情性があり、本作の大きな魅力になっている。 (当館旧ウェブサイト 作品解説より) |