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山海奇賞図巻
作品名よみ | さんかいきしょうずかん |
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作品名(欧文) | Sketches of Tokaido |
作者 | 椿椿山 |
種別 | 日本画 |
受入番号 | 1600 |
枝番号 | 0 |
分類番号 | J-341 |
員数 | 1巻 |
形状 | 巻子装 |
寸法(cm) | 13.5×466.5 |
材質 | 紙本淡彩 |
材質英文 | Slight color on paper, handscroll |
制作年(西暦) | 1830 |
制作年(和暦) | 文政13 |
記銘、年紀 | (題箋)「山海奇賞冬」 朱文長方印『文政庚寅椿山画記』 |
受入年度(西暦) | 2014 |
受入年度(和暦) | 平成26年度 |
受入方法 | 購入 |
キーワード | 風景 |
解説 | 本作は実際の風景をもとに描いた9図から構成される画巻。久能山下の浜辺よりはじまり、東海道沿いから眺めた富士山が続き、箱根の図で終わる。富士山の秀麗な姿と江戸時代の東海道の光景がみずみずしい筆致でとらえられており、静岡の地にこれほどふさわしい作品は中々ないだろう。また以前から椿山の作として全3巻の《山海奇賞図巻》(重要文化財、個人蔵)が知られていたが、本作はその続きにあたる可能性が高い。また本作に関する画稿や、本作中に登場する久能山の参道を描いた図とよく似た構図の《久能山真景図》(重要文化財、東京・山種美術館蔵)も残されている。椿山の画業を探る上で貴重な存在であることはもちろんだが、旅愁を誘う秀逸な情景描写は、数ある江戸時代の風景表現の中でも最も魅力的なもののうちの一つであろう。 (当館旧ウェブサイト 作品解説より) |