富士之図(1)
| 作品名よみ | ふじのず |
|---|---|
| 作品名(欧文) | Mt. Fuji(1) |
| 作者 | 黒田清輝 |
| 種別 | 油彩画 |
| 受入番号 | 1585 |
| 枝番号 | 1 |
| 分類番号 | O-225 |
| 員数 | 6 |
| 形状 | 額装 |
| 寸法(cm) | 25.0×33.0 |
| 材質 | 板、油彩 |
| 材質英文 | Oil on panel |
| 制作年(西暦) | 1898 |
| 制作年(和暦) | 明治31 |
| 記銘、年紀 | (1枚の右下)S.K,Doushi,Janv,98 |
| 発表展 | 白馬会第3回展 |
| 開催年 | 1898 |
| 受入年度(西暦) | 2013 |
| 受入年度(和暦) | 平成25年度 |
| 受入方法 | 購入 |
| 解説 | 本作品を制作した1898年、黒田清輝は32歳。前年にはのちに代表作となる《湖畔》《智・感・情》を描き上げ、この年の4月には満を持して東京美術学校西洋画科に就任。まさに脂ののった時期であった。 本作は逗子あるいは鎌倉の海辺から海を隔てて富士山を描いた六枚組の連作。季節と時間によって移り変わる情景が澄明な色調で描き出され、黒田の主な活動の舞台であった白馬会第三回展覧会に出品された。 富士山は、洋行帰りで日本の美術教育を担う存在となりつつあった黒田が日本を象徴する画題として選んだものと考えられる。油絵具という西洋の素材を用いて日本の風景をいかに表現するべきか。多くの画家が帰国後直面するこの課題に、黒田は真正面から取り組んでいる。 『アマリリス』111号、2013年、p.1 |