最も美しき古代ローマのモニュメント
| 作品名（欧文） | Most beautiful monuments in Antique Rome / Les plus beaux monements de Rome |
|---|---|
| 作者 | ジャン・バルボー |
| 種別 | 版画 |
| 受入番号 | 1570 |
| 分類番号 | P-400 |
| 員数 | 1 |
| 形状 | 書籍 |
| 寸法（cm） | 51×40×5.4 |
| 材質 | 紙、エッチング（書籍体） |
| 材質英文 | Etching on paper (in book bind) |
| 制作年（西暦） | 1761 |
| 受入年度（西暦） | 2012 |
| 受入年度（和暦） | H24 |
| 受入方法 | 購入 |
| 解説 | 本書は、都市ローマの名所旧跡と古代彫刻および絵画の断片の図版とその解説である。128点収載された図版の主題は、バルボー原画、ドメニコ・モンテグ彫版による図版が最も多いが、古代彫刻の断片を扱った図版には、バルボーが原画と彫版とを手がけたものも多く、ポンペイやヘルクラネウムで発見された古物も扱われている。バルボーは、建築を描写する確かな技量に加え、人物表現の豊かさでピラネージとはまた異なる個性を発揮している。解説の文章も詳細で読み応えがあり、ヴィジュアル面での豊富さに加えて充実した仕上がりとなっている。かつてピラネージの版元であったジャン・ブシャールが出版しており、18世紀ローマのフランス・アカデミー周辺の交流関係を伺わせる貴重な作品である。 なお、バルボーは廃墟の風景画や建築的綺想画をよくしたほか、古今当代のモニュメントや古代美術品を描いた3つの選集が、本書と同じブシャール・エ・グラヴィエから没後出版された。 2019年『古代への情熱―18世紀イタリア・考古学と芸術の出会い』、p. 78 |