静岡県立美術館 デジタルアーカイブ
| 作品名（欧文） | The Barn |
|---|---|
| 作者 | アドリアーン・ファン・オスターデ |
| 種別 | 版画 |
| 受入番号 | 1252 |
| 枝番号 | 0 |
| 分類番号 | P-239 |
| 員数 | 1 |
| 寸法（cm） | 15.7×19.3 |
| 材質 | 紙、エッチング |
| 材質英文 | Etching on paper |
| 制作年（西暦） | 1647 |
| 記銘、年紀 | （左下）AV ostade 1647 |
| 受入年度（西暦） | 2001 |
| 受入年度（和暦） | H13 |
| 受入方法 | 購入 |
| キーワード | 風景、西洋 |
| 解説 | アドリアーン・ファン・オスターデは、弟のイサークと共に17世紀オランダで活動した。生涯の大部分をハールレムで過ごしたと思われる。彼の作品は、田舎の宿屋や農民の生活、靴や織物その他の職人風俗を描いたことで知られている。本作品の場合、人物は画面右奥に一人、壁の方を向いて描かれているのみである。ここでは納屋の情景そのものが主題となっているのである。これは当時の作品としてはやや特殊な仕方だと考えられ、やがて「風景」を成立させる視点が感じられ、興味深い。 |
| 作者名欧文 | Adriaen van OSTADE |
|---|---|
| 生没年 | 1610 - 1685 |
| 略歴・解説 | 麻の職工をしていたヤン・ヘンドリクス・ファン・エイントホーフェン(Jan Hendricx van Eyndoven)と妻ヤヌケ・ヘンドリクセン(Janneke Hendriksen)の８人の子どものうちのひとり。弟のイサーク・ファン・オスターデ(Isack van Ostade, 1621-1649)も画家として知られる。生涯をハールレムで過ごし、たびたびアムステルダムを訪れた。 一説によれば、アドリアーン・ブラウェル(Adriaen Brouwer)とともにフランス・ハルス(Frans Hals)の弟子であったといい、1632年に画家として最初に言及されている。遅くとも1634年までにはハールレムの聖ルカ組合の一員になっていた。農民と下層社会の生活を描いた風俗画で知られるが、オスターデの特異な農民肖像画の展開は、ハルスよりもむしろブラウェルの影響が強いとされる。 コルネリス・デュサールト(Cornelis Dusart, 1660-1704)はアドリアーンの最後の弟子の一人で、師の死後にその作品の大部分とイサークの素描を併せて相続した。 |
