右隻

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夏秋花鳥図屏風

作品名よみかしゅうかちょうずびょうぶ
作品名(欧文)Birds and Flowers in Summer and Autumn
作者狩野探信守政
種別日本画
受入番号1206
枝番号0
分類番号J-293
員数6曲1双
形状屏風装
寸法(cm)各158.7×356.8
材質紙本金地着色
材質英文Color on gold-leafed papaer, a pair of six-fold screens
制作年(西暦)17世紀後半 - 18世紀前半
制作年(和暦)江戸時代前期 - 中期
記銘、年紀(右隻右下・左隻左下)「狩野探信筆」 朱文方印『藤原之印』
受入年度(西暦)1999
受入年度(和暦)H11
受入方法購入
キーワード狩野派、風景
解説左右隻に夏と秋の草花を描き分けた屏風である。
画面には金雲が漂い、広々とした余白に華やかな彩りを添えている。右隻には、瀑布から流れ出た渓流沿いに立葵、百合、燕子花などを、左隻には、画面前景から後景へと緩やかに屈曲する渓流沿いに、薄、女郎花、菊、萩などを描いている。
本作の空間構成や金雲、渓流などのモチーフの表現には、探信守政の代表作である《井手玉川図屏風》(個人蔵)との共通点が指摘でき、本作は探信守政の花鳥図の様式的な特徴をよく示す作品と見なされる。花や鳥を描く緩く弱い筆遣い、素朴で丸みを帯びたモチーフの形態表現、荒い皴の描写、装飾的な金砂子の用い方など、本作の随所にポスト探幽世代の画家らしい表現が認められ、探信守政画の特徴がよく表れている。
本作の落款「探信筆」は、探信晩年の作の可能性が高い《絵鑑》(松岡美術館)に近く、最晩年の法眼時代の代表作である《牧馬図屏風》(永青文庫)に通ずる、「信」の人偏が左に反る癖が認められる。
本作は《絵鑑》と《牧馬図屏風》の間の時期に制作された可能性が高く、画風展開の掴みづらい探信守政画の特徴を考えるうえで貴重な大作である。

(2022年4月1日公開に合わせて執筆)

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