月の出(奄美の黒兎一)

作品名よみつきので(あまみのくろうさぎいち)
作品名(欧文)Moonrise (Pentalagus furnessi Ⅰ)
作者井上恒也
種別日本画
受入番号1154
枝番号0
分類番号J-283
員数1面
形状額装
寸法(cm)64.8×52.6
材質紙本着色
材質英文Color on paper, framed
制作年(西暦)1971
制作年(和暦)昭和46
記銘、年紀(左下)「恒也」 白文方印
発表展昭和46年「特別天然記念物―鳥と動物 井上恒也日本画展」(日本橋三越)
受入年度(西暦)1997
受入年度(和暦)H9
受入方法井上匡氏寄贈
キーワード静岡
解説昭和46年に日本橋三越で開催した、特別天然記念物を描いた15点の作品による個展(「特別天然記念物―鳥と動物 井上恒也日本画展」)の出品作品。奄美大島と徳之島だけに生息する夜行性のアマミノクロウサギが、月の出を待ちかねたように、食物を求めて巣から出てきた一瞬を描く。褐色の硬い体毛やそばだてた小さな耳、そして緊張をはらんだ小さな赤い目は、徹底した写生に基づくもの。滅びゆく野性生物に対する、恒也の深い共感を感じさせる作品である。

(当館旧ウェブサイト 作品解説より)

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