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一ノ谷合戦・二度之懸図屏風

作品名よみいちのたにのかっせん・にどのかけずびょうぶ
作品名(欧文)"Nido no Kake", Battle Scene at Ichinotani
作者狩野探幽
種別日本画
受入番号1144
枝番号0
分類番号J-278
員数6曲1隻
形状屏風装
寸法(cm)156.6×358.2
材質紙本金地着色
材質英文Color on gold-leafed paper, six-fold screen
制作年(西暦)1657 - 1661
制作年(和暦)明暦 - 万治年間
記銘、年紀(左上)「狩野法眼探幽藤原守信筆」 朱文瓢印『守信』 朱文小方印『探幽』
受入年度(西暦)1997
受入年度(和暦)H9
受入方法購入
キーワード狩野派
解説『平家物語』の一場面。孤軍奮闘する梶原景季(かげすえ)、その救出に命がけで駆けつける騎馬姿の父景時(かげとき)。各モチーフは精細に描かれ、金地の広い余白のなかに、絶妙に配されている。数少ない探幽の金地着色屏風で、円熟期にあたる斎書き時代後期の大作。探幽の武者絵屏風は他に現存例がなく、京都御所の障壁画として探幽が描いた武者絵(江戸初期に焼失)のイメージを推測するうえでも重要な一作だ。右隻に「屋島合戦・嗣信最期」が描かれていた可能性があり、その出現が望まれる。

1999年『狩野派の世界 ―静岡県立美術館蔵品図録―』、p. 16

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