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山家の春
作品名よみ | さんかのはる |
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作品名(欧文) | Spring in a Village Nestling in the Folds of the Hill |
作者 | 東城鉦太郎 |
種別 | 油彩画 |
受入番号 | 1101 |
枝番号 | 0 |
分類番号 | O-127 |
員数 | 1 |
寸法(cm) | 40.5×60.5 |
材質 | キャンヴァス、油彩 |
材質英文 | Oil on canvas |
制作年(西暦) | 1910 |
制作年(和暦) | 明治43 |
記銘、年紀 | (左下)1910 S.TOJO |
受入年度(西暦) | 1995 |
受入年度(和暦) | H7 |
受入方法 | 購入 |
キーワード | 風景 |
解説 | 山間の村に訪れた早春の風景を描く。遠景の雄大な山並から中景の丘陵を経て近景の人家に至るまで実在感のある堅実な空間把握がなされている。細部に着目すればかなりの略筆であるが、安定した構図によって説得力のある画面となっているといえよう。また、抑制の効いた色彩表現は、冷涼な山村に訪れた春の空気感を現実的に表現している。 東城鉦太郎は川村清雄門下。明治美術会、巴会で活躍したほか、日露戦争の海戦図やパノラマ館の絵画などを手がけたことでも知られる。とくに日本海海戦の三笠艦橋を描いた図は著名。歴史教科書の挿図としてもよく用いられたため、東城を知らなくともその絵は見知っているという方も多かろう。 『アマリリス』129号、2018年、p.1 |