ウダヤギリⅡ

作品名よみうだやぎりつー
作品名(欧文)Cave Temple at Udayagiri Ⅱ
作者秋野不矩
種別日本画
受入番号1072
枝番号0
分類番号J-267
員数1面
形状額装
寸法(cm)135.0×240.0
材質紙本着色
材質英文Color on paper, framed
制作年(西暦)1992
制作年(和暦)平成4
記銘、年紀(右下)白文方印『 』(サラスバティー(梵字))
受入年度(西暦)1994
受入年度(和暦)H6
受入方法購入
キーワード静岡、風景
解説前年の8回目のインド旅行での取材に基づく。ウダヤギリはオリッサ地方にあるジャイナ教の古い遺跡。画家はインドの中でもこの地方を好んだらしく、たびたび訪れてこの土地を題材にした作品を残している。この石窟寺院の奥には自然石を彫ってつくった象頭の神・ガネーシャの像が祀られ、テラスの前には、神への供物をくわえた2体の象の彫像が置かれている。力のこもった大胆な筆触と明快な色彩が、インドの乾いた空気を思わせる。寺院が横一直線に置かれる安定した構図だが、やや湾曲されることで、その雄大さや大地との一体感が表現され、画面に迫力を与えている。画家84歳の作とは思われない力強い造形である。

2002年『静岡ゆかりの画家たち』、p.81

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